新聞スクラップから上甲振洋新資料見つかる

幕末の八幡浜で教育に尽力した儒学者、上甲振洋(1817〜78)をめぐり、旧家が所蔵していた新聞スクラップから新資料が飛び出した。振洋が開いた私塾「謹教堂」には、八幡浜内外から大勢の人たちが教えを求めて入門している。謹教堂の概要は、弟子だった宇和島藩士・鈴村譲の残した文書記録などで現代に伝わるが、今回見つかった新資料は、実際に謹教堂へ通っていた古老の口述を聴き取り、記録したもの。指導内容のほか、肥後藩主・細川家の子どもが通ったことなど、謹教堂の規模などが改めてうかがえる。

 

8月30日午後9時 八幡浜新聞


2012年08月30日